2009年01月09日

昔から一度は運転してみたかった大型バス

鳥海道の駅行き路線バス

男の子は子どもの頃から乗り物が好きな子が多いと思う。私も例外ではなく、電車やバスに乗ったり写真を撮ることが好きだった。そして一度は電車や大型バスを運転したいと思っていた。電車の運転士は特別な職でオジサンになってからではとてもなれるものではない。しかしバスの運転手(最近は運転士というようですね)の募集はあちこちで良く見かける。しかも「年齢不問」とか「経験者不問」「普通免許3年以上OK」などという求人もある。こんな歳だけどまだバスの運転手になれる道はあるのかな・・・?と突発的に思い立ち、地元のKバスのホームページを見たところ、「採用情報」に「養成運転士」という職種での求人があるのを見つけた。これは普通免許だけの所持でも応募ができ、採用されると会社の費用で大型二種免許が取得できるというもので、こんな好条件は願ってもないチャンスだと思った。しかも採用一次試験が1/14(水)、二次試験が1/21(水)と、たった5日後にすぐ試験が受けられるようだ。このタイミングでこの情報にぶつかったということは、これは天からのめぐり合わせとしか思えず、この流れに逆らわず受けるしかないと思った。ただ少し冷静に考えてみると、突発的に今はそうは思っても、今の仕事のこと、採用後の勤務時間や休日、運転の危険性、家族の反対など、・・・など様々なことを思いなかなか応募には踏み切れなかった。

あれこれ半日考え、夕方になって「とにかく応募しよう」と決意してホームページの応募フォームを出したところ、既に1/14試験の応募は締め切られ次の試験は1/28と変わってしまっていた。しかも1/28の試験の「養成運転士」の募集は定員に達したため締め切ってしまったのことであり、次の試験は何と3月の上旬になってしまうということであった。
受けられないと思うと余計に受けてみたくなるものである。夜まで考えた末、取りあえず応募フォームで1/28の試験日を希望して、備考欄に「もし養成運転士でキャンセルが出た場合に受験したい」旨を記載して応募した。

2009年01月12日

Kバス社から返信メール

1月12日(月)は成人の日で休日だったため、翌日の1月13日にKバス社から返信メールが入った。内容は

「本日の段階でご希望の説明会日時のキャンセルはございませんがお手数でなければ、来週に入りましたら再度お電話にて空き状況の確認をいただけると幸いです。」

とのことであった。まあ仕方ないので来週電話を忘れずにすることにした。

・・・しかし午後3時30分頃に携帯にKバス社から着信が入っていた。4時過ぎに気がついてすぐに電話をし、「採用試験に応募したものですがお電話いただいたようで電話しました」と告げると少し待たされ、実は明日(1/14)の試験にキャンセルが出たので都合が良ければ参加くださいという嬉しい返事をいただいた。私はすぐに参加する旨を伝えた。また必要書類とされていた「運転記録証明書」は明日は間に合わないため2次試験の時に持参すれば構わないということであった。

さて、あまりに急に翌日の試験が決まったため何も準備がしていない。最低必要なのは「履歴書」である。もう何年も履歴書という書類を書いたことがなく、まずとにかく駅の3分写真で顔写真を撮影し、そしてネットで履歴書の記載サンプルをいろいろ探しやっとの思いで履歴書を完成させた。特に「志望動機」や「自己PR」の内容をあれこれ考え予想外の時間がかかってしまった。気がついたら夜中の12時をとっくに過ぎていた。

2009年01月14日

Kバス社採用試験にいざ出陣

夜遅かったことと、試験に対する緊張と不安でいくらも寝た気がせず目が覚めた。集合は某駅前に午前8時である。遅れないよう早目の電車で現地に到着すると、そこにはオジサンたちがたくさん集まっていた。何も知らない人からするとオジサンばかりが居る集団でちょっと異様な光景かもしれない。

試験会場

8時を過ぎると係りの人が声をかけ、希望職種や勤務地別に整理番号を配りだした。何と私は一番前に並んでしまったため番号が「1」番であった。全員に整理券を配り終わると次は試験会場への移動である。ざっと見て50人ほど居る参加者(応募者)全員がぞろぞろと列を成して会場に到着し、いくつかの部屋に分かれて説明会が始まった。主な内容は会社のこと、そして給料、勤務体系などであった。その後履歴書を提出して適性検査、クレペリン(内田クレペリン)、筆記試験が行われた。適正検査と筆記試験の内容は以下の通り。

【適正検査】
模型のハンドル、ブレーキ、アクセルが設置されているパソコンの前に座る。

1.画面に不規則に表示される「×」や「○」のマークによって素早くアクセルやブレーキを操作する。
2.画面に表示される信号の色によってアクセル、ブレーキの操作を行う。
3.画面に表示されている目印の「棒」をすばやく左右に移動して、不規則に移動する指定場所の中に入れる(まるでゲーム感覚)。

【筆記試験(30分)】
1.交通法規(○×式)(例:緊急車が近づいてきたら車を左に寄せて停止する必要があるか?)
2.簡単な漢字(例:言語道断、折返場、停留場、接触・・など)
3.簡単な計算(算数程度)
4.文章題
(例1:時速36Kmで走るバスが橋を30秒で渡った。その橋の長さは?)
(例2:10台のバスで10回で運べる乗客を25台のバスを使うと何回で運べる?)

試験で一番大事なのは「クレペリン」だとのこと。すべての試験が終わると昼食で弁当が支給された。昼食後に会場へ戻り、午前の試験の結果が悪い人は、午後の実技試験が受けられず帰らされた。2人が帰宅した。大勢の中で2人だけ受験番号を呼ばれて帰らされるという光景にすごく寂しさを感じた。反面、自分は残されてほっとした。残った全員がそう感じたはずだ。

実施試験車

午後は実技試験である。残った全員がバスに20分程乗って少し郊外へ移動し、一般道を全員が一人15分ずつ運転をする試験である。大型免許所持者は路線バスで使われている実際のバスを運転し、普通免許所持者は4tロングトラックを運転する。まず全員がバスに乗ったままバスが試験コースを走り、その後一人ずつ試験が始まった。私は受験番号は「1」だったため最初の運転となった。

4tトラックはレンタカーで、すごく運転のしずらい車であった。クラッチを踏むと靴に突起が当たるしギアがすごく入りにくかった。運転前に試験管(2人)から、事前に練習はしたか?普段はいつも車に乗っているか?と聞かれ、両者とも「No」と答えたが、これが試験官に対して悪い印象を与えたようだ。運転中に注意(指摘)されたことは

○ギアが速度に合っていない
○制限速度までスピードが達していない
○コースを覚えていない
○歩行者が待っている歩道で止まらなかった
などなど・・・

コースを1周するとすると試験は終了。試験官に丁寧に挨拶をして、そこからは路線バスで最寄駅まで行って帰った。一番最初であったため予想以上に試験終了が早く、その足で運転免許試験場まで運転記録証明の申請へ行った。あとは結果を待つのみ。

2009年01月16日

果なくも不採用

一次試験合格者には今日の午後5時~7時の間にKバス社から電話連絡があることになっていた。連絡先として番号を伝えてある携帯を前に着信を心待ちした。午後5時になると、「そろそろ鳴るかな・・・。」5時半になると、「6時頃までには電話があるんだろうな・・・・」。そして6時を過ぎた頃から不安を頭がよぎり始めた。「でもまだ1時間あるんだから・・・」と思いながら6時半が過ぎ、そして7時になってしまった。鳴らなかった・・・・。一次試験はかなり合格をする確立が高いような噂を聞いていたため、もう次の二次試験のことを考え、そして実際にバス運転手になった時のことも頭に描いていただけに、連絡が無かったそのショックは大きかった。何が悪かったのであろうか?実施試験であろうか、それともクレペリンか、はたまた履歴書か・・。後悔先にたたずである。バス運転手になれないと思うと、余計に成りたいという気持ちになってしまう。

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